総会後の午後、恒例のサクラソウの保全作業をしました。
今年は寒さが残ったせいか全体的に芽生えが遅いようですが、ノウルシが黄色い花を付け,トネハナヤスリもびっしりと並んでいます。
サクラソウが今年も無事に開花していました。個体数が増えているようで嬉しいことです。
すでにアクリメーション振興財団の方で作業が入っていたので、あらかたきれいになっていましたが、まだまだ取り切れていないセイタカアワダチソウの芽生えがいっぱいあります!
再びシムラニンジン自生地で、セイタカアワダチソウの除去をしました。
前回シムラニンジンの株まわりはだいたい除去できたものの、周辺は相当すごい状況でしたので、今回も引き続き作業しました。
一心不乱に引き抜いてもとても終わらない状況に、暗然とした気分です。
シムラニンジンは国指定絶滅危惧Ⅱ類ですが、全国的な分布は極めて限られ、いずれの産地でも絶滅の危険度が大変高いとされています。
渡良瀬遊水地でもめったにお目にかかれないもので、幻に近いです。
生活環も不明な部分が多く、どのような環境が適しているのかよくわかっていません。
長らくアクリメーション振興財団が数少ない生育地の保全を行ってきましたが、セイタカアワダチソウが急激に増えたため、本会も応援することにしました。
画像は近くに生えているミズチドリ。
これも低地では極めて珍しいものです。
しかし、セイタカアワダチソウの勢いはものすごく、一部しか取り除けませんでしたので、また後日実施することにしました。
調査会のときに、皆でサクラソウ群落内のセイタカアワダチソウの抜き取りをしました。
今後も継続的に実施する必要があると感じられます。
渡良瀬遊水地には自生のサクラソウがあります。
現在は限られた場所だけですが、昭和祖期の文献にも載っており、またかつて近辺にお住まいだった方の話で、50年くらい前にはたくさんあったということです。
さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地は国指定特別天然記念物になっていますが、こちらはまだまだ知られていない状態です。
盗掘の危険を考えると、場所について公開することはできません。
野草も我々と同じ、生きている仲間です。
採らずに、生活しているあり様をそっと見守りましょう。
植物の写真を撮りに散策していると、ヒメリュウキンカが満開状態でした。
昨年駆除する計画をしていましたので、今年こそはと撮影がてら駆除しました。
この花は見た目は綺麗ですが園芸品種のため、自然豊かな渡良瀬遊水地には似合いません。
園芸品種は野外に植えたり、種を蒔いたりすることは好ましいことではありません。(S.S.)
今回も調査会のついでにセイタカアワダチソウの除去作業をしました。
渡良瀬遊水地ではフジバカマが数カ所でしか自生していません。
今回調べたところ、古河市域唯一の群落ではかろうじて3株残っていました。
しかし他の植物に圧迫されていたので、皆でセイタカアワダチソウの除去をしました。
調査会で入った場所には、ミズチドリ、タチスミレ、トモエソウなど貴重な種がひしめくようにありました。ところがその隣にはセイタカアワダチソウの群落が。
ひとしきり観察した後、皆で引っこ抜きました。