遊水地のトピックス 18・19・20


2020年

 2020/10/30 ムクノキの実

画像:ムクノキの実

谷中湖畔で黒く熟したのは、ムクノキの実です。 食べられると聞いていたので、恐る恐る口にしました。 おお、甘い!真ん中に大きなタネがあるけれど。 何というか・・干し柿を野生的にしたみたい?でした。(YT)

 

 2020/10/18 ワタラセツリフネソウの種が弾けた!

画像:2020/10/18 ワタラセツリフネソウの種が弾けた

ワタラセツリフネソウの種が弾けた!

種は飛び出して、どこかにいってしまいました。残った部分は螺旋状になっています。実の種を包んでいる部分が丸まって種を飛ばした結果のようです。(KM)


 

2020/10/07 コシオガマ

画像:2120/10/07 コシオガマ

コシオガマが去年と同じところに咲いていました。

正面から見るとユーモラスなお顔をしています。緑色の葉っぱもしっかりあるので、意外ですが、半寄生植物だそうです。葉緑素を持っているので、自力でも生きられるようですが、近くに宿主がいれば、寄生するようです。それは、なんかずるいような気がする〜。(KM)

 

 

2020/10/02 「どいてください!」

画像:2020/10/02 トラクターの前にコウノトリ

困りました、作業を邪魔するように、トラクターの前方にコウノトリが・・・。(KM)

 


 2020/09/05

画像:2020/09/09 ムスジイトトンボ

水辺で、植物ばかり追っていた目の前に、ススーッと、涼しげな影が出現。イトトンボです。遊水地周辺でよく見かけるセスジイトトンボに、とてもよく 似ていますが、どうもこれはムスジイトトンボのような気がします。肩の黒条の中に、ほんの少ししか淡色線が見られないこと、眼後紋が小さいことなど。 いかがでしょう?(YT)

 

 2020/08/08

画像:2020/08/08 クサネム

水辺の草むらにクサネムが咲いていました。涼しげな草姿で好ましい花ですが、田んぼでは害草です。種子が、木質化した莢とともに落ちて稲に混じると取り除くことが困難なため、白米の中に黒い豆が混入したままになってしまうからです。(YT)

 

 2020/07/04

画像:2020/0704 アカメガシワ

アカメガシワはパイオニア植物(裸地に最初に侵入する植物)で、若い茎や葉に星状毛が見られるのが特徴です。

葉脚に外蜜腺があるので葉にアリなどの昆虫が這い回っているのを見ることができます。

調査会時に葉に2対の蜜腺があるのを見つけたので紹介します。(MA)

 


2020/05/03

画像:2020/05/03 ミズキの開花

若葉の中で白い花が目立つ季節になりました。遊水地の樹林でも、ミズキが開花しています。(YT)

 

2020/04/11

画像:2020/04/11 ショウブ

スゲの出穂を見ようと湿地に行ったら、手前でショウブの群落に出会いました。去年通った時は気がつかなかったのですが。(YT)

 

2020/03/14

画像:2020/03/4 エドヒガン

遊水地の位置する栃木市藤岡町の平地林は、エドヒガンの宝庫です。3月14日現在で、ほとんど満開と言っていい株も見られました。最近は太陽光発電のパネル設置などで、次々に伐採されていくのが残念です。(YT)

 


2020/02/17

画像:2020/02/17 オオハクチョウの幼鳥

遊水地近くの川に、オオハクチョウの幼鳥がいました。2週間前に通った時にもいました。親鳥はどうしたんでしょう。今のところ、食べ物には困っていないようですが、春、ひとりで シベリアに帰れるんでしょうか。心配です。(YT)

 

2020/02/08

画像:2020/02/08 セキショウ

水のたまった窪地のそばに、セキショウが葉を伸ばしていました。  気の早い花穂が顔を出していないか探したのですが、さすがに見つかりません。  ただ、葉をかきわけていたら、爽やかな香りが立って、気持ちが和みました。(YT)

 

2020/01/11

画像:2020/01/11 アカメヤナギにノキシノブが着生

アカメヤナギの幹に、ノキシノブが着生していました。  珍しい種類ではありませんが、遊水地では初見だったので、  うれしくなりました。(YT)



2019年

2019/11/02 台風19号による遊水地の水位

プレートにある青いラインは、平成27年の遊水地の水位です。  今年の水位は、それよりも1mほど上なのが、積もった草の茎などでわかります。(YT)

画像:2019/11/02 台風19号による水位
画像:2019/11/02 台風19号による水位

台風19号は日本各地に大きな被害をもたらしました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。渡良瀬遊水地も、渡良瀬川などが極度に増水した結果、越流堤から河川水が流入し、冠水しました。 流入した水の量は過去最大と感じられ、ほとんど満水に見えました。当分の間、植物の会の遊水地の調査は難しい状況です。

 

2019/10/13 遊水地の様子
画像:2019/10/13 増水した渡良瀬川
増水した渡良瀬川
画像:2019/10/13 渡良瀬川(左)から第1調節池(右)に流れ込んでいる様子
渡良瀬川(左)から第1調節池(右)に流れ込んでいる様子
画像:2019/10/13 満水状態の第3調節池
満水状態の第3調節池

2019/09/21
画像:2019/09/21 アゼオトギリ

まだアゼオトギリが咲いていました。

現在、ワタラセツリフネソウは群生・満開です。フジバカマも綺麗です。(HS)

 

2019/08/22
画像:2019/08/22 ギンイチモンジセセリ

ヨシ原のそばを歩いていて、ギンイチモンジセセリに出会いました。 遊水地ではよく見かけるチョウです。表面が黒いので、飛ぶと裏面とのコントラスト で、 キラキラ光ります。(YT)

 

2019/07/06

画像:2019/07/06 カンガレイ
画像:2019/07/06 タタラカンガレイ

カンガレイ(上)とタタラカンガレイ(下)。よく見るとつくづく面白い形をしています。タタラカンガレイは、遊水地が位置している栃木、群馬、茨城、埼玉各県指定の絶滅危惧種ですが、やはり渡良瀬遊水地でもタタラカンガレイは少ないです。(HS)

 

2019/07/06

画像:2019/07/06 メハジキ

メハジキも咲き始めていました。濃いピンクの花が目を引きます。

メハジキは、益母草(やくもそう)ともいわれ、母の役に立つ薬草となるとのことです。それで以前調べた、万葉集にでてくる天然染料のことを思い出しました。薬草はおおよそ染料にもなりますが、万葉集にも「吾屋前尒 生土針 從心毛 不想人之 衣尒須良由奈(わがやどに おふるつちはり こころゆも おもわぬひとの きぬにすらゆな)」という歌があります。土針はメハジキのことで、摺染のことを詠みながら、人の場合も、心から思っていない人に摺りつけられないようにと、母の娘に対するおもいが詠まれたといわれています。(HS)

 


2019/07/06

画像:2019/07/06 ハンゲショウ

季節を表す半夏生(はんげしょう)とは、七十二候のひとつ、夏至の三候で、7月2日頃をいいます。半夏(カラスビシャクという植物で薬草)が生え始める頃を意味し、田植えを終える目安とされました。植物のハンゲショウは、その頃咲き、上部の葉が白くなるから、また、その白い部分を半分化粧した姿にたとえ、名付けられともいわれています。

季節はもう半夏生を過ぎました。渡良瀬遊水地でも、ハンゲショウの葉っぱが一部白くなり、花も咲いています。(HS)

 

2019/06/17

画像:2019/06/17 環水平アーク(水平環)

遊水地周辺の地域で、とても鮮やかな環水平アーク(水平環)が出現しました。上空の、六角板形の氷晶に太陽光が屈折して、太陽から46度離れて見られる現象だそうです。青空に突如として現れた「虹」。大自然のプレゼントでしょうか。(YT)

 

2019/05/13

画像:2019/07/06  オオルリハムシ

シロネのあるヨシ原で、オオルリハムシに複数出会いました。 じっとしているのも動き回るのもいましたが、動くと脚までが キラキラと輝いて、まさに遊水地の「生きた宝石」でした。(YT)

 


2019/04/20

画像:2019/04/20 ニホンアカガエル

スゲの湿地を歩いていたら、ピョンピョン跳んできて、 身を潜めたカエルが。早春に繁殖期を迎え、開けた場所を 好むという、ニホンアカガエルかと思います。 栃木県の準絶滅危惧種です。(YT)

 

2019/03/01

画像:2109/03/01 カメラマンと車

平日にもかかわらず、遊水地北部にたくさんのカメラマンが。車は、25台まで数えたのですが、その向こうにもまだまだあったのであきらめました。

画像:2109/03/01 コミミズク

彼らのお目当ては、このコミミズクのようです。草原を低空飛行してネズミなどを狩る、魅力的な鳥。この画像は、先月撮ったものですが。(YT)

 


2019/02/18

画像:2109/02/18 キツネ

日の落ちるころ、土手上の道をゆっくり車を走らせていました。と、前方を横切って、ヨシ原の方へ歩いていったのは・・キツネ、でしょうか? キツネですよね!

画像:キツネ

ちょっとだけ、振り向いてくれました。(YT)

 

2019/02/16

画像:2019/02/16 エノキ

第一調節池の通称「1本榎」です。遊水地のシンボルバードであるチュウヒのねぐらが近くにあるということで、野鳥愛好家には有名です。

画像:2019/02/16 エノキ

その枝に最近、ヤドリギが着きました。先月気がついたので、いつからあったのかは正確にはわかりませんが、ヤドリギ自体は遊水地にはとても少なくて、面白い眺めです。(YT)

 


 2019/01/30 

樹木の冬芽には寒さや乾燥から守るために様々な工夫があるようです。芽鱗を重ねた鱗芽、芽鱗が無く毛に覆われている裸芽、さらに冬芽が葉痕の中に隠れている隠芽などがあるようです。(SS)

画像:2019/01/30 コナラ(鱗芽)
コナラ(鱗芽)
2019/01/30 アカメガシワ(裸芽)
アカメガシワ(裸芽)
2019/01/30 ネムノキ(隠芽)
ネムノキ(隠芽)

2019/01/18

画像:2019/01/18 第一調節池の東の空(ちきゅうえいとビーナスベルト)

 日没後、第一調節池の東の空が青とバラ色に染まりました。地平近くの青い部分は地球の影で、これがだんだん上がってきて夜になります。文字通り「地球影(ちきゅうえい)」といいます。 バラ色のところは太陽光の散乱によるものだそうで、「ビーナスベルト」と呼ぶそうです。(YT)

 

2019/01/12

画像:2019/01/12 思川左岸のゴマギ

思川左岸のゴマギが、ひとつだけ冬芽の衣を脱いで、淡い緑を見せていました。顔のような葉痕もチャーミングです。(YT)

 

2019/01/12

画像:2019/01/12 氷の模様

 結氷した沼の岸辺の、氷の模様は、こんなでした。(YT)



2018年

2018/11/03

画像:2018/11/03 コウノトリが魚をゲットしたところ
コウノトリの食事

調査会の後、コウノトリの食事風景を見かけました。

あっという間に、結構大きな魚を捕まえて、枯草の陰に持って行って、お食事タイム! おなかもいっぱいになったことでしょうね。(HS)

 

2018/11/03

画像:2018/11/03 ミズオオバコの花
ミズオオバコが咲いていました。

渡良瀬遊水地では、もう、ほとんど花が終わったなかで、ミズオオバコが咲いていました。

この時期なのに、ピンクの色がきれいでした。

遊水地では、植物に限らず、いろんな出会いがあります。(HS)

 

2018/10/20

画像:2018/10/20 遊水池で見つけたクツワムシ
クツワムシ

ホソバイヌタデを探していたら、目の前に大きなバッタが。クツワムシの♀のようです。昔は民家近くでも、ガチャガチャと大音量の鳴き声(?)がよく聞かれたものですが、最近はめっきり少なくなりました。遊水地にはまだ生息してくれていることにホッとしました。(これは♀なので鳴きませんけど)(YT)

 


2018/10/09

画像:2018/10/09 管理用道路で見かけた超大型マムシ
大きいマムシをみかけました。

管理用道路を散策していると先の方にヘビがいました。最初はヤマカガシかなと思いましたがよく見るとマムシです。これは写真を撮らねばと思いにじり寄りましたが、私に気づいて逃げていきました。このマムシは今まで見た中で一番大きいサイズです。図鑑では40~65cmとありますがそれを間違いなく超えていました。マムシはそれほど攻撃的ではないようですが藪の中などに立ち入るときは十分注意が必要です。また栃木県では絶滅危惧種に指定されている希少種でもあります。(SS)

 

2018/09/21

画像:2018/09/21 遊水池で見かけたイタチ
可愛いイタチに出会いました。

遊水地内を車でゆっくり走っていると道端から何か動物らしき姿が見えました。すぐに停車してカメラを構えているとこちらに向かって走ってきました。イタチです。数メートル手前でとまり、こちらをじっと見ているところをパチリ。とても可愛く肉食動物には見えませんでした。(SS)



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