・ヒメマツバボタン

渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン花
渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン全体
渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン花後
渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン基部の白毛

渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン果実
渡良瀬遊水地のヒメマツバボタン種子

ヒメマツバボタン スベリヒユ科

学名:Portulaca pilosa       重点対策外来種

花期

 7月~9月

出会い度  ★★★★☆(渡良瀬遊水地内)
草丈  10cm~30cm
環境  日当たりのよい道端、乾燥した堰堤の隙間
特徴

 全体が多肉質、乾燥地ではその様子がよく分かる。茎は分枝し、基部に縮れた長い白毛が特徴である。茎頂では葉がやや輪生状になり、数個の花がつく。花冠は9mm程で小さい、紅紫色、天気のよい午前~昼頃に咲く。葉面には濃い色の網目が見える。よく知られた園芸種マツバボタンPortulaca grandiflora の近縁種である。果実は楕円形で上部で蓋が取れ、種子はほぼ球形で光沢のある黒色、表面に低い凸点がある。

備考

 マツバボタンと同じように、花びらが開いているときに雄しべを刺激すると、刺激した側に雄しべが屈曲するのが見られる。ケツメクサという異名がある。

清水、森田、廣田(2001)日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会)、長田武正(1972)日本帰化植物図鑑(北隆館)