学名:Cerasus itosakura var. itosakura f. ascendens
花期 | 3月~4月上旬 |
出会い度 | ★☆☆☆☆(渡良瀬遊水地内) |
草丈 | 15m~20m |
環境 | 樹林内 |
特徴 | 枝には皮目が多い。葉は互生で長楕円形から狭倒卵形、先は尖って基部は広いくさび形。縁には鋭い重鋸歯がある。葉柄には上向きの毛が密生。花は葉が展開する前に開花し、この個体は淡紅色で直径が2.5cm、花弁は5枚、楕円形で先に切れ込みがある。萼筒は丸くふくらんで上部がくびれたつぼ型。雄しべは15本で、雌しべの花柱には軟毛が生えている。花柱がやや短いもののエドヒガンの特徴を備えている。 |
備考 |
サクラ属は、野生でも低山から平地までたくさんの種類や品種が自生あるいは植栽されている。雑種由来のサクラ属も多く、形態だけではその同定が困難である。この渡良瀬遊水地で見出された個体は、2022/4/18のサンプリング後、愛知教育大学教授の渡邊幹男氏によりDNA分析され、エドヒガンであると同定された。 |