・コカイタネツケバナ

渡良瀬遊水地に生育するコカイタネツケバナの画像と説明文書
渡良瀬遊水地に生育するコカイタネツケバナ草容姿の画像
渡良瀬遊水地に生育するコカイタネツケバナの葉の画像

・コカイタネツケバナ種子

コカイタネツケバナとタネツケバナの種の比較
コカイタネツケバナの莢と種の画像
コカイタネツケバナの種の拡大画像

コカイタネツケバナ(コタネツケバナ) アブラナ科

学名:Cardamine kokaiensis  外来種/在来種 未定

花期  3~4月
出会い度  ★★☆☆☆(渡良瀬遊水地内)
草丈 10~20cm
環境  水位変動のある水辺など。
特徴  越年草。花柄は4.5 mm より短い。茎の葉は無毛。花には開放花と閉鎖花がある。種子に翼がある。茎の下部でよく分枝し、倒伏する。水位変動のある水辺に生え、かつやや暗い場所に多い。似ているタネツケバナは花期がやや遅く、種子に翼はなく、茎は直立または斜上する。
備考  1990年矢原堀内が茨城県小貝川で認識し、その後Šlenkerら(2018)によって正式に新種記載された。かつて村田(1954)が本種をコタネツケバナの和名と C. parviflora L. の学名をあて帰化植物としたため、外来種として扱われた経緯がある。しかし工藤ら(2006)はヨーロッパ・ユーラシアに産するC. parvifloraは異なる種であるとし、矢原のサイトではC.parvifloraはまだ日本への帰化は確認されていないとしている。