学名:Eleocharis wichurai
果期 |
7~11月 |
出会い度 | ★★☆☆☆(渡良瀬遊水地内) |
草丈 | 30~50cm |
環境 | 湿地、休耕田 |
特徴 |
多年草で密に叢生し匐枝を出さない。桿の断面は基本は4角形だが、4稜のうち1つが発達しないかあるいは5~6本の稜がある個体も多い。柱頭は3岐。刺針状花被片は6本、羽毛状で柔らかく、小刺毛は下向きになっていて、果実の2倍の長さがある。柱基は三角錐状で果実の長さとほぼ同じ。ハリイ属はそれぞれ果実に特徴があるので、それを観察すれば確実である。11月になって地下部に越冬芽が発達していた。退化した葉が鞘になっている。 |
備考 | 桿の頂きに1個の小穂をつけるものには、クログワイ、ハリイ、セイタカハリイ、コツブヌマハリイ、ヤマイ、ミツカドシカクイなどがある。ハリイ、セイタカハリイの茎の横断面は円形状で稜は不明瞭。コツブヌマハリイは匍匐根茎を伸ばし、柱頭 2 岐で、果実の横断面はレンズ形。ヤマイは小穂下に包葉がある。また、マツバイはより小型でマット状になる等の特徴がある。 スケールは1mm |