渡良瀬遊水地のミズマツバ気中から水中への様子
渡良瀬遊水地のミズマツバ気中葉
渡良瀬遊水地のミズマツバ気中葉

渡良瀬遊水地に生育しているミズマツバの画像

ミズマツバ ミソハギ科

学名:Rotala mexicana  絶滅危惧Ⅱ類

花期

 8~10月

出会い度  ★★☆☆☆(渡良瀬遊水地内)
草丈  3~10cm
環境  水田、湿地
特徴  1年草。茎は分枝して地面をはう。葉は3~4枚が輪生する。花は0.8mmほどで小さく淡紫色、葉腋につく。蒴果は0.3mm、蒴果表面に細かい横脈がある。水の多いところに生育している姿は、葉が線形に伸び水中葉を形成している特徴をもつ。ミズマツバについて異形葉の性質はあまり図鑑では見かけない。葉の先端が陸生の葉は切り型か水中葉は鬼の角のように縁が延びているのが観察される。
備考  渡良瀬遊水地では、掘削でできた湿生の裸地に出ることがあるが安定しない。水中に生育する近縁でよく似たミズスギナは5~12枚輪生で、同じように沈水葉の葉先がスパナ型をしている。近隣では絶滅したようで記録がない。